【ショーパブレビュー】ダンサーみやかの全国ショーレストラン珍道中《大阪・ベティのマヨネーズ編》Part 2 ※最終章
こんにちは😊代表のみやかです。
しかし、暑い日が続きますね〜〜!暑い、あついなぁ、あっつぅー。
皆が同じ感覚を共有できること、これは一体感を生み出します。太陽が繋げてくれる人の縁、大切にしていきたいですね🏖☀️
今日のブログは前回の続き👉🏻🔗Part 1はコチラ
全国ショーレストランブログ、【Betty の マヨネーズ編】の第2弾です。
Part 1では、お店の雰囲気やキャストさんとの会話をメインに掲載しました。
Part 2(最終章の)は実際のショーの内容をお伝えしたく存じます。
もちろんPart 1をご覧いただける方が、より、お店の雰囲気を楽しめると思われますが、こちらのブログからでも十分に楽しんでいただけます。
そして、大切なことを言い忘れていました。こちらの記事は完全に18歳以下の閲覧は控えていただきますようよろしくお願いいたします。
お酒も、飲み屋さんも、20歳以上の大人のお楽しみですからね😊✌️
それではレビュースタート★
全国のダンサー、ダンス好き、ショー好き、飲み屋好き(笑)に届け!😆❣️
ベティのマヨネーズのショータイムは決まっている。
1st Stage p.m 8:00~
2st Stage p.m 10:15~
3rd Stage p.m 0:00~
こうもハッキリ、ショーの時間が掲載してあるパブは珍しい。コンスタントに客入りがあるベティだからこそできるスケジューリングだろう。筆者のこの日の来店時間は21時過ぎ。つまり、2nd ショー狙いである。
22時を過ぎたあたりから少しずつ店内が慌ただしくなる。キャストがショーの準備に取り掛かるためである。しかし、この日はショーの直前に団体の来店が被ってしまい、通常より15分ほどショーの開始が遅れた。(ショーパブに初めて行くときは、できるだけ早めに行こうね!😁)
大きな音楽が鳴り響く。客電が落ち、眩い照明が我々の気分を高揚させる。
ショー開始のアナウンスが鳴り響き、幕が上がる…‼️
おっと、ここで1つ。
ベティのマヨネーズはショー中の撮影📸が完全に禁止である。ショーパブは場所によって撮影の有無が様々で
いちばん多いパターンが
【写真OK 動画NG】
次が
【写真OK 動画OK】
その次が
【写真も動画もNG】
という具合だろうか。写真はOKでも、セクシーなショーのときのみNGな店もある。ラストショーだけどちらもOKや、観客との撮影タイムを設けるパターンもある。
ベティは完全にNGなので、記事を書くという点では少々寂しくもあるが、実際に訪れた人しか観れないというのは、これまた特別感があって筆者は好きである。
ということで、いまから記載する全ての内容は、筆者が目で見て耳で聞いて感じた記憶を頼りとするものである。したがって、実際とは違うところもあるかもしれない。しかし、ショーパブ好きプロダンサーの筆者の視点でのレビューを、参考の1つとして楽しんでいただけないだろうか😊。
ちなみにステージはこんな感じ⬇️
筆者も飲み物をコーラから金麦に変更し、気分は最高潮。
第一演目(オープニング)
【アジアイメージのショー】
かなり派手な衣装でダイナミックなオープニング。金魚のようなヒラヒラの中華風衣装に、セットの屏風がインパクト大。
舞台美術がこんなに精巧なのも、ショーパブの中ではベティが稀である。さすが、全国有数のクラブだ。
そして、中華風衣装と振り付けの演出から流れるように、段々と日本風の花魁のような演出になっていく。
ステージにせり上がりのような演出があり⬇️こんな感じ
3つの台に乗った花魁風のキャストが、上昇していく様子は圧巻であった。
筆者の画力が拙くて申し訳ないが、センターのキャストの後方にあるオレンジのものが屏風のセットである。
第二演目
【ちび〇子ちゃん風お笑いショー】
中幕が閉じ、ステージ前方でお笑い系のショーが始まる。
客席まで降りてきて、お客に話しかけたり、盛り上げてくれる。服装や実際のパフォーマンスがどんなのかといえば…(笑)もうとにかくみんな生で見に来ましょう😂
第三演目
【競走馬風アイドル系のショー】
スクリーンに映像の投影があったあと、中幕が開き、競走馬風の可愛らしい衣装を身にまとったダンサーが出てくる。こんな感じ⬇️
まぁなんかあれだ。ウ〇娘プリティ〇ービーみたいな感じである😂。
でも、一般的な思考であれば、馬じゃなく、ウサギ(バニー)とか、そういうものをテーマにしがちでなかろうか…
つまり、他には無い演出に挑戦し、ここまで可愛らしくまとめているショーは言うまでもなく素敵である。
途中、花びらが落ちてくる演出もあり、とてもワクワクする。
第四演目
【昭和の親子のようなショー】
先程あんなに可愛らしかったショータイムから打って変わって、昭和感満載の音楽が流れてくる。2人で会話の掛け合いをする形式のお笑いショーである。これがめちゃくちゃ面白い。
今年のエムワングランプリで、審査員だった関西芸人の海原ともこが、コンビ芸人ヤーレンズへの意見を問われ、「なんか…なんか、もっとしょうもないもの見たかったです」と吐露したことをご存知だろうか。
このベティの昭和親子ショーは、良い意味で「しょうもない」のである。ショーパブではほとんどの客が酒を飲んでいる。そんな所で頭を使う緻密(ちみつ)なネタをされても誰もついていけない。だからこそ、ある意味このしょうもなさは40年で導き出した正解回、ある意味何よりも緻密な構成なのかもしれない。
そしてここの演目の中で、何度も「オカマやで」という言葉が出てきた。
この言葉は現在差別的な表現とされており、例えばテレビなどで使用されることなどは極めて少ない。
彼女たち、すなわち当事者だからこそ使えるこの言葉。言葉の行先を差別でなく、笑われるのではなく、笑わせるのに使う。ここに、筆者はどうしても彼女達の「アドゥトゥ」を感じる。
※アドゥトゥとは、アデトゥやアディトゥなどとも呼ばれるワックダンス界の用語で、日本語訳するのは難しいが、ニュアンスとか、内から出る表現、パワーといった意味である。(説明が難しい)
ま、まぁ、こんな筆者の真面目な解説も全て無意味と感じるバカバカしいショーなので(褒めている)是非皆さま1度足を運んでいただきたい。
第五演目
【セクシーショー】
はい、待ってましたセクシーなセクションです。🤫
ショーパブは店の系統にもよりますが、半々の割合でセクシーな演目があります。ニューハーフショーの大型店舗なら基本あります。
ベティのセクシーショーはベリーダンスオマージュで、上半身はパールが輝き、下半身は緑だったかなぁ、腕にリボンのようなヒラヒラつきの衣装です。
え?見せてくれって?しかたありません、私の頭の中の記憶を少し辿るとしましょう。
こんな感じでしたね。衣装の下には夢が詰まってます🙄🙄
実際には、照明が暗いのであれもこれも全然見えません。しかし、客は(筆者含め)どうして毎度毎度真剣に見ようとしてしまうのでしょうか。
そして、キャストに言われます。
「あんた、おかまの見てなにがおもろいんや」
あ、、、はい、、すみません…。
しかし一つ言いたいことがありまして、このベティのセクシーショーはかなり伝統的なショーなのです。もう30年もの間、衣装、演目が受け継がれ、続けられています。
歴史あるとってもとっても大切なショーなのです。
第六演目(フィナーレ)
【サンバ風のショー】
セクシーなショーが終わり、暗転。
スクリーンに炎のようなマッピング、40周年のアナウンスが行われる。
前回の記事にも記載したが、ベティのマヨネーズは2025年の4月4日で40周年を迎える全国有数の老舗店である。ここ、大人のディズニーランドは、ディズニー本家よりも長く続いているのだ。
ちなみに、後でキャストさんに伺ったがこの4月4日は「おかまの節句」らしい。(笑)
どういうことかと言うと
3月3日👉🏻 桃の節句 (女の子の成長と幸せを願う行事、ひな祭り)
5月5日👉🏻端午の節句(男の子の健やかな成長を願う行事、こどもの日)
4月4日👉🏻上記のふたつの間だからおかまの節句
ということらしい🤣なんだそりゃ(笑)。
40周年のアナウンスで「我々はいまスタートラインに立った」と言っていたのが印象的だった。
スクリーンにエンドロールでキャストのお名前が記載されるのだが、こんなに出演人数が少なかったのかと驚く。
ステージに立ったのはこの日8人だったかな??どう考えても演目の派手さと人数が結びつかない。早着替えなども大変だと推測される。すごい。凄すぎる。
スクリーンがアップして、幕が開くとセンターに大きな階段が設置されている。いつこうなったんだ??設置の音なども特に気にならなかったのが不思議である。
サンバを模した派手な衣装、ヘアをしたキャストが次々に登場し、階段に登りショーを披露する。
みんな細い。指先まで美しい。
あえて言うが、そこに“男性らしさ”のようなものは全く存在しない。高いヒールを履いているのに笑顔も自然で、まさにプロフェッショナルである。
あともうひとつ、筆者はベティのマヨネーズのフィナーレが、今まで40件ほどショーパブを巡った中で、1番。いっちばん好きなのである。
ベティのフィナーレは珍しいことが1つある。
サンバの演出や階段のセットもすごい。凄いのだが、注目すべきはこれではなく、なんとベティのフィナーレショーはトップレスなのである。
これはかなーり珍しい。もちろん全員ではないのだが、明るい照明で、自身の見られ方なんて全く意識してないわよ、といったような表現でパフォーマンスをする彼女たちを観ていると…
筆者はつい涙が出る。この涙は何かわからない涙である。
芸術家の端くれとして、筆者が思う素晴らしい作品とは、この「何かわかんない涙が出る」ことである。
恋愛とか、人の死とか、そんな共感という気持ちからの涙(作品自体より、作品を見た側の人間の心の状態に依存する作品)でなく、全く共感できないのになんか素晴らしくて、なんか美しくて涙が勝手に出る。
こんなクリエイティブがしたいと常々筆者は思っている。
映画、ブラックスワンのラストシーンではこの何かわからない涙が出る。映画ドラえもん のび太の南極カチコチ大冒険も同様の現象がおこる。
ベティのマヨネーズのラストシーンも、これと同様の涙が出る。
彼女たちの「ソウルパワー」を感じるのだ。
ソウル、魂。
この魂の表現を、表現者になりたいそこのあなたに必ず見て欲しいと筆者は強くオススメする。
ダンスのあとには、マイクでのアナウンスがあり、ラストにメンバー紹介が行われる。いわゆるチップタイムだ。
ショーパブ初めての方は、1000円札で良いので少し現金を多めに持っておくと良いだろう。もちろん無くても大丈夫だが、3000円でも用意しておけば、ショーの前にお話したキャストさん、ショーを見ていいなと思えたキャストさん、店のママさん、ぐらいにあげることが出来る。
チップをあげると、後で挨拶に来てくれる確率もあがるので、よりショーパブを楽しめると筆者はオススメしておく!😉
ショーの後に、KARAさんという筆者と歳の近い方ととっても楽しくお話をした。
この日は、この店のママ「マダム ベティ」はいらっしゃらなかった。しかし、KARAさんから様々なお話を聞くことが出来た。
ちなみにお名刺はいただいた⬇️
「花に水を 人に愛を」
これは、40年もの間店を守り続けるベティママが、店のナンバーワンの方が卒業するときに告げた言葉らしい。
KARAさんは、この言葉に深く感銘を受けたそう。
“愛がないと人は成長しない”
この言葉と、ナンバーワンの方の卒業に心を奮い立たされ、KARAさんは1年も経たず15キロほどのダイエットを成功させたそう。
キャストさん達のプライド、責任感、プレッシャーを肌で感じることが出来た。
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もうそろそろ3rdショーの時間が始まるので筆者は退店。
花に水を、人に愛をかぁ。
花に水がないと生きていけないように、人も愛がないと生きていけないよなぁ。花に水をやってもやっても枯れるときもあるしなぁ。水も愛も「見返り」を求めてはいけないのだろうか。
見返りを求めていなくても、水も愛も注ぐときは、必ずそこに「期待」はあるだろう。
「期待」を辞書で引くと、“あることが実現するだろうと望みをかけて待ち受けること”
と出てくる。
愛を注ぎ、そして待つ。
指導者として、カンパニーの代表として、勉強できるところがたくさんである。
最後までご覧いただきありがとうございます💃
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